新着レビュー
書籍 自然観察入門 大阪市立自然史博物館の学芸員・日浦勇(1932-1983)が、博物館での活動を元に執筆した書籍で、執筆当時は40代。享年50で急逝したことは惜しまれます。 身近なところから自然観察を始めることを勧め、季節ごとにテーマが広がっていきます。著者は昆虫学者でしたが、同僚の植物担当学芸員などからも教えを乞い、わかりやすいイラストがふんだんに活かされています。 自然に少しでも関心ある、あらゆる世代の方におすすめできます。 末尾の「少し長いあとがき」(だったと思う)では、当時の世の中の動きに抗うために書籍を執筆したという思いが記されています。 絶版なので古書を探すか、図書館で借りて読むことになります。 林浩二 2025年5月24日
書籍 未来の図書館 : 調査する住民の求める情報環境の整備 この本がきっかっけでご著者の一人である上田直人さんを市民研にお招きすることとなりました。共同企画をすすめているところです。 瀬野豪志 2025年5月24日
書籍 ネット情報におぼれない学び方 ジュニア新書なので、やさしく書かれていて読みやすい。コロナ禍のときに、オンライン学習やネットで「調べる」ことについて、著者がウェブサイトを開設したのをきっかけにしてこの本が書かれたという。ネット検索でも、どのような検索サービスがあるか、またその使い方を知っているかによって、得られる情報が違うことがわかる。より信頼できる情報とはどういうものかという観点から、本や図書館がどのようにつくられているかについて、わかりやすく説明されている。そして、後半には、自分から情報を発信する、本を書いていく、ということにつながっていくように書かれているのが良いと思う。 瀬野豪志 2025年5月10日
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